家族再生物語『妻、小学生になる。』TVアニメが放送開始!初回先行カット&悠木碧らキャスト陣の注目ポイント
2024年10月よりTOKYO MX、BS11ほかにて放送の新作TVアニメ「妻、小学生になる。」について、本日10月6日(日)22時より初回放送がスタートする。この度、先行カットとあらすじが解禁されている。
あわせて、先日9月21日(土)に本作の先行上映会が開催された。イベントは舞台挨拶も行われ、キャストから平川大輔さん、悠木碧さん、野村麻衣子さん、小島幸子さん、岩中睦樹さんと阿部記之監督が登壇。見どころなどが届けられた。(イベントレポートが続きます)
『妻、小学生になる。』は「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて連載されていた村田椰融によるマンガ作品。愛する妻・貴恵を10年前に亡くした夫の前に、生まれ変わって10歳の小学生の姿になった妻が現れるというストーリーにはじまり、夫と娘が廃人のような生活を送っていたが、小学生になった妻のおかげで生きる喜びを取り戻す家族再生物語となっている。2022年には堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠らの豪華キャストでテレビドラマ化もされ、老若男女問わず感動の声が上がり、話題となった。
第1話先行カット・あらすじ
第1話「家族、ふたたび。」
新島圭介は恋をした。相手は取引先の会社員、古賀貴恵。貴恵をデートに誘い、告白し、結婚して、娘の麻衣が生まれた。しかし、幸せな日々は貴恵の死によって終わりを告げる。最愛の妻を亡くし、生きる気力を失う圭介。それから十年。妻の死から立ち直れずにいる圭介の前に、ひとりの小学生が現れる。「私は新島貴恵!あんたの妻、麻衣の母親!」彼女は貴恵の生まれ変わりだと言うが……?
「妻、小学生になる。」舞台挨拶ではアフレコの印象語られる
この日の舞台あいさつは本編上映前に実施。満席の観客の前にキャスト陣と監督が来場すると、会場からは大きな拍手が鳴り響いた。
本作は家族のきずなを描き出した感動作だが、そんなアフレコの雰囲気について質問された平川は「基本的には会話劇といいますか、人間ドラマがメインとなる作品なので、皆さんとの関係性が良くなったらすてきだなと思いました。今回、はじめてご一緒させていただく方も何人かいらっしゃったんですが、不思議と皆さん和気あいあいとしていて、凄くいいチームでした。アフレコ前は日常会話で盛り上がっているんですが、いざ本番となるとスッと切り替わる。その感じがとても気持ちよかった」と返答。
劇中で娘役を務める野村に対しても、「もちろん野村さんは役者さんとして活躍されている方なんですが、普通に娘だと思うようになりました(笑)」と感じたそうで、母役の悠木も「もちろんこんなに大きな子がいるわけじゃないんだけど、『頑張れ』『良かったよ』と応援していました」と笑いながら付け加えた。
妻の貴恵が、小学生の万理華の身体を借りて家族のもとに戻ってくるという設定の本作。大人の貴恵の人格、万理華に乗り移った貴恵の人格など、それぞれの人格を演じ分けなくてはならない役柄となるが、阿部監督もそこをどう表現するか悩んでいたという。「同じ人間なのですが、それぞれが違うので。それをひとりで演じられるのか、というのはけっこう悩んみました。ただやはり精神的には一緒なので、もし大人と子供を別のキャストでやるとするならば、ずっと一緒にいてくれないとその空気感が伝わらないよねと思っていました。でも結果的に悠木さんにやってもらったら、全部をはじき返してくれたんです」と頼もしそうに述懐。