アニメ化発表から2年『チ。 ―地球の運動について―』10月よりNHK総合で放送決定!キャストに坂本真綾、津田健次郎ほか、新情報を一挙解禁


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漫画家・魚豊の代表作「チ。 ―地球の運動について―」より、2022年6月のアニメ化発表から2年が経つなか、ついにその全貌が明らかになり、2024年10月からNHK総合にて放送されることが決定した。キービジュアルをはじめ、主要キャストなど新情報が多数到着している。

本作は第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞をはじめとする数々の賞を受賞し、2022年4月に「ビッグコミックスピリッツ」での連載を終了した注目作品。15世紀のヨーロッパ某国を舞台に、飛び級で大学進学を果たした神童ラファウが、天文学への情熱を抑えきれず、謎めいた学者フベルトとの出会いを通じて「地動説」の可能性に触れていく、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。

今回の新情報解禁にあわせて、本アニメの主要キャストも発表された。主人公ラファウ役を坂本真綾、異端審問官ノヴァク役を津田健次郎、謎の学者フベルト役を速水奨が務める。

また、ティザービジュアルとPVも公開された。ビジュアルでは宇宙を観察するラファウの姿が印象的に描かれ、PVではラファウの「この世はバカばっかりだ」という独白から始まり、「今から地球を動かす」という決意のセリフで締めくくられた。このほか本編場面カットでは、美しい夜空を眺めるラファウや、不敵な笑みが暗闇に浮かび上がる異端審問官ノヴァク、強い信念を目に宿したフベルトなどが切り取られている。

そして、原作者の魚豊、坂本真綾、津田健次郎、速水奨からコメントが到着。原作者の魚豊は、今回のTVアニメ化決定に際し「決定した制作会社さんや、それ以外のスタッフ、キャスト、放送局、音楽などをお聞きすると、全て「本当に?」と疑うくらい好条件で、いまだに夢のままの様で、現実感がありません。」と喜びのコメントを寄せた。

ラファウを演じる坂本真綾は「原作ファンのひとりとして使命感を持って臨みました。」、ノヴァクを演じた津田健次郎は「命懸けで自分の信じたものを貫く強さ、人間達の強烈なドラマ、簡単には掴めないテーマ、様々な要素を孕んだエンタテイメントです。」と作品の出来に自信を覗かせ、フベルトを演じた速水奨は「享受する娯楽作品ではありません。心の痛みを共有して、想像の翼をいっぱい拡げて「チ」をご覧ください。」とメッセージを寄せた。

原作者:魚豊 コメント全文

――アニメ化をお聞きした際の感想
純粋にとても嬉しかったです。
アニメ化は1つの夢でしたが、いざ決定した制作会社さんや、それ以外のスタッフ、キャスト、放送局、音楽などをお聞きすると、全て「本当に?」と疑うくらい好条件で、いまだに夢のままの様で、現実感がありません。

あとマッドハウスさんは、学生時代毎週通っていた友人宅の近くにあったので、アニメの話を聞くたびに学生時代が想起されて、色々と感慨深いです。

――アニメに期待している事
漫画は良くも悪くも個人作業の面が強く、かなりの事を”自分ごと”に出来てしまうので、だからこそ、他のメディアに移された時に、自分のものでなくなる様な感覚を期待しています。
切り離された他人事として見られる気がして、それがとても嬉しいです。

――ファンに向けて一言
原作が完結して2年経ちますが、製作陣の皆様によってフレッシュに”再生”させていただきましたアニメ版「チ。」を、僕もみなさまと同じ一視聴者として、とても楽しみにしています。
絶対面白いです!

キャストコメント全文

■坂本真綾(ラファウ役)コメント全文

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ラファウ

――原作・台本を読んだ時の感想
もともと原作の大ファンで、大きな感動をいただいていました。オーディションのお誘いをいただいた時には嬉しさと興奮、そして、まさかのラファウ役?!と衝撃を受けました。難しい役どころであるとわかっていたので緊張しました。

――演じられたラファウについて
この壮大な物語の起点を担う、大事な役割を持ったキャラクターです。
彼自身の中に湧き起こる葛藤や欲求を視聴者の皆さんが一緒に体験
して“知”への渇望を共有してもらえるように、序盤は特に親しみやすさ
を重要視して演じました。

――ファンに向けて一言
ラファウ役を女性が演じることを意外に思う方もいるかもしれません。でもオーディションを受けて選んでいただいたからには、これぞラファウだと思っていただけるような仕事をしなければと、原作ファンのひとりとして使命感を持って臨みました。違和感なく楽しんでいただけると信じています。

■津田健次郎(ノヴァク役)コメント全文

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ノヴァク

――原作・台本を読んだ時の感想
命懸けで地動説に挑む主人公達と弾圧していく体制側の人間達の強烈なドラマ。感動しました。夜空を見上げる事が神聖な行為に思える程に。そして、タイトルの深さよ。

――演じられたノヴァクについて
なんとも魅力的な悪役です。この物語世界における冷徹な正義の執行代理人であり、子煩悩な家庭人。強い意志で任務を遂行しながらも、根源的な問いや世界の常識の変革に翻弄される脆弱さも持つ個性は、演じていて楽しいです。

――ファンに向けて一言
命懸けで自分の信じたものを貫く強さ、人間達の強烈なドラマ、簡単には掴めないテーマ、様々な要素を孕んだエンタテイメントです。是非ご覧下さい。

■速水奨(フベルト役)コメント全文

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フベルト

――原作・台本を読んだ時の感想
信仰が権威を持ち、真実よりも為政者の都合が優先される世界。
物語だけでなく、人間の集合体では良くある事。諦観の中、生きるか、それとも…
歯ぎしりするほどの悔しさ、悲しみを感じながら読みました。

――演じられたフベルトについて
怜悧な頭脳と、迸る情熱。圧政に屈することなく、いや理性では屈しても、真理を、解を希求する熱に冒され「地動説」に魅せられる。悲しくも、美しく、そして罪な研究者だと思います。

――ファンに向けて一言
享受する娯楽作品ではありません。
心の痛みを共有して、想像の翼をいっぱい拡げて「チ」をご覧ください。

魚豊「チ。 ―地球の運動について―」
(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)

ラファウ:坂本真綾
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨

アニメーション制作:マッドハウス

©魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

著者 編集部 アニメ情報担当

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