コスプレ×官民一体で街を美化する取り組み 福岡市で初開催、400名のレイヤーが中洲でゴミ拾い


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世界コスプレ文化普及協会が主導し、環境省などが視点する、コスプレを通じた清掃キャンペーン「コスプレde海ごみゼロ大作戦!!」が6月1日に初めて福岡県内にて開催された。

SNSでの発信力が高いコスプレイヤーや日本マクドナルド等の協力企業、海上保安官、福岡市内の百道浜と所縁の深い「サザエさん」や長谷川町子美術館の館長、ボートレース選手ら約400名が参加し、90Lのごみ袋19袋分のごみを回収した。

このイベントは、日本財団らが推進する海洋ごみ対策の全国一斉キャンペーン「春の海ごみゼロウィーク2024」にあわせて開催された。開会式には、コスプレイヤーのチームが「UMIGOMI-ZERO宣言」と称して海洋ごみを減らす意気込みを表明したほか、日本財団や環境省の担当者、そして後援から福岡市副市長 中村英一氏が登壇。日本財団の海野理事はジョジョの奇妙な冒険の空条承太郎のコスプレを行い、それぞれの代表者から「ごみを拾って、海を守るばい!」との掛け声が届けられた。

開会式後は、福岡市の中洲で総勢約400名の参加者が清掃活動を実施し、90Lのごみ袋19袋分のごみを回収した。たばこの吸い殻やペットボトル、缶、食べ物のパッケージなどの生活ごみを拾い、傘は約40本が回収されたという。

また、ごみ拾いを行ったコスプレイヤー達は、キャナルシティ博多、春吉橋、THEATER010を中心に撮影会を楽しんだ。参加者からは、「地元の福岡で、ごみ拾いとコスプレをかけあわせたイベントを開催してくれて、とってもうれしい」「コスプレをして楽しみながらごみを拾えて、とてもよかった」「海外のコスプレイヤーと一緒にごみ拾いを通じて繋がれてうれしかった」「コスプレとごみ拾いという組み合わせが世界に広がっていくと嬉しい」という声が聞かれた。

著者 編集部コスプレ班