鳥山明さん逝去を受け、東映アニメがコメント発表 先生も携わる完全新作『ドラゴンボールDAIMA』は本年秋展開
3月8日正午、『DRAGON BALL』などを手掛け、世界的人気を誇る漫画家・鳥山明さんが1日に急性硬膜下血腫のため亡くなっていたことが公式発表によりわかった。これを受けて、関係各社や各関係者から相次いでコメントが発表される中、『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』シリーズのアニメ化を歴任してきた東映アニメーションも声明を公表。
「弊社には『Dr.スランプ アラレちゃん』や『ドラゴンボール』シリーズなどの名作に携わった、鳥山先生を尊敬するスタッフがたくさんおり、製作に関してもご指導いただき、誠に感謝しております。」「東映アニメーションは世界中に愛される先生の作品をアニメ化することができ、 大変光栄でございました。」と感謝の意を伝え、「先生のご冥福をお祈り申し上げます。」と綴った。
『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』は1984年から「週刊少年ジャンプ」で約10年半にわたって連載された、現代日本を代表するマンガ作品。コミックスは全世界累計2億6000万部超と驚異的な記録を叩き出し、連載終了後も、テレビアニメ・映画・ゲームなど様々なメディアミックスで展開、全世界で桁外れの人気を誇っているモンスタータイトルに成長した。2013年には17年ぶりの劇場版シリーズが復活、2015年に鳥山さん原案によるシリーズ「ドラゴンボール超」がスタート、2022年には映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開されるなど連載開始から40周年を目前に多数のメディア化が行われている。
そして本年秋、「DRAGON BALL」シリーズ40周年記念として『超』以来6年ぶりの完全新作アニメとなる『ドラゴンボールDAIMA』の展開が控えていた中での訃報となり、ファンの間では「絶対見届けます」などと投稿が寄せられた。
本作は昨年10月にニューヨークで開催された「ニューヨーク・コミコン」にて制作が発表。鳥山さんがストーリーや設定、デザインの多くを手掛けていることが明かされており、直近1月にロサンゼルスで行われた「ドラゴンボールゲームスバトルアワー2024」では最新PVと、同作のために鳥山さんが制作したオリジナルイラストがお披露目されたばかりだった。8日13時時点では本件に係る、作品公開への変更などは行なわれていない。
©️バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション