万世橋の名物ビルで運営の「肉の万世」秋葉原本店、閉店へ 近隣で新店舗オープン


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「肉の万世」秋葉原本店が本年3月31日(日)をもって閉店することが発表された。20日に「肉の万世」公式サイト等で公表された資料にてわかった。

肉の万世は昭和24年に神田神保町で創業、現在は東京都を中心に多数店舗を展開している洋食レストランチェーン店。黒毛和牛などの各種ステーキやハンバーグの「万世ハンバーグ」、すきやき等の肉料理を提供するレストランの営業のほか、特製かつサンド「万かつサンド」などで知られており、一部商品は出張販売も行われている。そして何より、秋葉原駅すぐの万世橋に位置する、牛マークが目印の「秋葉原本店ビル」が同店のみならず秋葉原のランドマークとして、多くの方に親しまれていた。

この度、そんな同ビルにて運営されている秋葉原本店について、全フロアに所在する「肉の万世」の運営を終了することが明らかに。閉店日はそれぞれ4階洋食店が3月20日、3階洋食店が3月31日、万世麺店が3月31日となる。

なお、秋葉原本店は閉店するものの、新店舗として「焼肉の万世秋葉原店」が千代田区外神田1-16-1 トゥモロービル6階にて営業中のほか、「肉の万世アキバプレイス店」も千代田区外神田3-15-1 AKIBA PLACE 3Fにて3月25日にグランドオープンする。

33年間運営されてきた同店の閉店について、突然の発表に対しSNSでは労う声やそれぞれの思い出を寄せ合う投稿が多く見受けられている。なお、本社ビルは2021年に売却が行われており、本店の各店舗はテナントという形で運営されていた。