ドコモ、米国向けマンガ配信サービスを2024年に提供予定 アカツキら3社協同で日本マンガの「ヨコヨミ」「タテヨミ」展開目指す
NTTドコモは11日、海外向けの電子コミック配信サービスの提供に向け、複数のIP(知的財産)関連企業と業務提携契約を締結したことを発表した。
提携企業はゲーム開発などを行うアカツキグループ、電子書籍事業を手掛けるメディアドゥ、英語圏向けアニメ特化レビューサイトを運営するMyAnimeListの3社で、2024年秋に米国での電子コミック配信サービスを提供する予定であると明かした。提供予定のサービスでは、日本のマンガ作品に代表される「ヨコヨミ」型の作品や、スマートフォンで読むのに適した「タテヨミ」型の作品を幅広く取りそろえるといい、アプリ版とブラウザ版の両方で提供する計画。
ドコモはサービス提供の主体となり、サービスの開発と運営は縦読みフルカラーに特化したマンガアプリ「HykeComic」の運営実績があるアカツキが担当。また、コンテンツ調達と翻訳手法の検討は、電子書籍取次国内最大手で、2,200社以上の出版社と150店以上の電子書店との間で電子書籍流通事業を行うメディアドゥが担当するほか、日本のアニメ・マンガのコミュニティ「MyAnimeList」を運営するMyAnimeListが作品選定のためのデータ提供やマーケティングの検討を行うとしている。