浅草寺で100年ぶりの“大絵馬”奉納、描いたのは『コナン』青山剛昌先生「緊張した」

毎週土曜日午後5月30日より放送中のTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』について、8月18日(月)を「YAIBAの日」と題してアニメゆかりの地でもある浅草寺、五重塔の麓で「浅草寺絵馬奉納セレモニー」を開催。イベントには原作者の青山剛昌、ジェラードンのアタック西本、かみちぃ、浅草寺 代表役員 執事長の守山雄順(敬称略)が登壇した。
今回奉納される大絵馬のお披露目にはキャラマスコットの刃くんも駆けつけ、お客さんの掛け声に合わせて、刃くんと青山先生が大絵馬をお披露目した。
今回、大正以来約100年ぶりに浅草寺に大絵馬が奉納されることとなり、歌川国芳、長谷川雪旦、逸見(狩野)一信など歴史的な絵師たちの作品とともに、青山先生の描いた絵馬が奉納されることとなった。
この日初披露となった大絵馬は、浅草寺境内伝法院庭園の樹齢200年の古木を使用した絵馬となり、明治31年より続く富山の南部白雲木彫刻工房にて加工されたという。制作にはマジックと墨を使い分けて描いたといい、青山先生は「樹齢200年と聞いて、歴史が詰まっていて緊張した」とコメント。
さらに、イラストを描き入れる際は「縁の彫刻に触れないように気をつけていた」と振り返り、完成までに3日かかったことを明かした。また、絵を描き入れる際に大変だったことを聞かれると、“描くときの体勢”や“木目に合わせて描くこと”が大変だったと大絵馬ならではの苦労もつづった。
守山氏は、浅草寺の絵馬の歴史を説明し、「樹齢200年の古木には、もしかしたら、当時の将軍も触れていたのではないかと夢が膨らむ」と想いを語り、その上で今回奉納される青山先生の大絵馬について、「これから200年経った時に、令和の時代を象徴する世相の絵として寺の宝として残る」と奉納への感謝を述べた。
さらに、かみちぃは登場した“黒鬼ダンサー”とともに、 YAIBAくんが見守るなか、本作第2クールのエンディングテーマである、八木海莉⚡電音遊戯の「ACTION!」に合わせた“黒鬼ダンス”を披露し、絵馬奉納を祝った。
最後に青山先生は「暑いなか、ありがとうございました。これからも『真・侍伝 YAIBA』も『名探偵コナン』も放送しているので、よろしくお願いいたします。」と会場に集まったファンの方へ挨拶の言葉を述べていた。
©青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会