『薬屋のひとりごと』最終話目前!見返したくなる“キーワード”は?壬氏・猫猫役ら豪華キャストと振り返り

日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」にて放送中の新作アニメ『薬屋のひとりごと』第2期について、テレビ放送休止週にあたる先日6月20日、かわりに「クライマックス直前特番」と題した番組がABEMAにて配信された。
特番には猫猫役の悠木 碧、壬氏役の大塚剛央、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美、翠苓役の名塚佳織が出演。メインコーナーでは、アニメスタッフによってピックアップされたキーワードを軸に物語を振り返る「薬屋スタッフ厳選!クライマックスを楽しむキーワード8選」が展開された。
まず「後宮に潜む悪意」というテーマで40話の怪談話のシーンがピックアップされると、悠木は「怪談話が上手い順に絵も緻密になっていく、アニメ的効果もある」と語り、名塚も「口元のアップが多いのがすごく印象的。目で語る芝居もあるけど、口元でこれだけいろんな表情があるのがすごい」と制作の工夫についてコメント。
次の「楼蘭と翠苓」で選ばれた入内直後の桜蘭妃の映像では、「髪飾りを放る仕草にも彼女の性格が描かれている」「子翠だと思って見たら子翠に見える!」と、46話まで放送された今だからこそわかる描写がすでに散りばめられていたことに感嘆の声があふれた。
第1期を振り返り、瀬戸は「楼蘭に辿り着くための子翠の役作りが始まったという感じでした」、名塚も「目立たないように、いつの間にかそこにいるという感じ。収録のときも印象に残しすぎないように気をつけました」と、それぞれのキャラクターが置かれていた立場ならではのエピソードも飛び込んだ。
続いて「壬氏の決意」が選ばれると、大塚は「どういう面をどこまで見せるかというのが、相手が誰かによって変わってくる、見せる顔がたくさんあるキャラクター」とコメント。これに悠木も「猫猫を助けるために、こんなに男前になっちゃって…!でもここを猫猫は見てないですからね笑」反応し、「猫猫は壬氏の人間らしい部分にほだされたくないなと思っているだろうから一定の距離を置いているけど、彼の仕事ぶりは認めているので」と、猫猫と壬氏の関係性について語った。
キャストが「放送を見て」感じた注目ポイントは
そしてここで、壬氏の決意を描いた第2期ファイナルビジュアルが紹介されるとキャストにお披露目されると、「えぇー!かっこいい!!」「ポニーテールありがとう!」と女性陣の黄色い声が。大塚は「今までのビジュアルにはない意志の強さが表情に出ていて美しくなっている」とコメントした。
また、「子翠の決意」というキーワードでは瀬戸が「間を大事にしなくちゃいけないシーンで息や鼻の音まで工夫したので、その音を拾ってのせてくださったのがすごく嬉しかった」と放送を見たときの喜びを語った。また「友達として止めたいけど、それは子翠の意思を尊重しないことになる」と葛藤や役作りの工夫を話す悠木に対し、名塚は「ここまで猫猫を作り上げてきた碧ちゃんだからこそできる芝居だった」と絶賛した。
番組の最後にはキャストから視聴者へのコメントが寄せられた。
名塚「より一層ここから先の話数が楽しみになりました。猫猫と壬氏の展開はもちろん、子翠も頑張っているので最後まで見守ってほしいです」
瀬戸「アフレコが終わった後は達成感と寂しさを持ち合わせていたので、キャストのみなさんと映像を見ながら振り返れて嬉しかった。あと2話になりますが、最後まで見逃さないで欲しいなと思います」
大塚「またアニメを見返したくなった。あとは47話・48話を見て、みんなの決意の行先を見届けていただけたら」
悠木「アフレコ中、芝居をしているときはキリッと役に向き合って、休憩時間は作品の話をしながら盛り上がっていたので、その時を思い出すような空気の中で作品の深いお話もできて本当に幸せな時間でした。とても丁寧に作っている作品ですので、ぜひご自身の目で見届けて欲しいです」
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会