SAOでもダンジョン飯でもない…アニメ化決定した“カドカワ出版IP売上トップ”の作品とは


SAOでもダンジョン飯でもない…アニメ化決定した“カドカワ出版IP売上トップ”の作品とは

KADOKAWAは9日、絵本作家・柴田ケイコ氏による人気絵本シリーズ『パンどろぼう』のアニメ化決定を発表した。

同作は「めがねこ」シリーズや「しろくま」シリーズなどを手がけた作家による絵本作品として、シリーズ累計発行部数450万部を超える。アニメ化発表とあわせて原作絵本の最新第7弾『パンどろぼうとスイーツおうじ』の発売も決定するなど、子どもから大人まで幅広い層に支持されている。

この原作人気は発行元であるKADOKAWAの公表資料からも如実に現れており、5月に開示された主要IP(知的財産)の作品別売上貢献ランキング内「出版・IP創出」部門において約20億円を計上し、首位となっていた。

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同ランキングでは2位に「ソードアート・オンライン」、3位に「ダンジョン飯」、以降に「Re:ゼロから始める異世界生活」「文豪ストレイドッグス」「無職転生」などが続いており、2020年刊行と比較的短い期間の中でトップに躍り出た。他のアニメ作品と比較しても「この素晴らしい世界に祝福を!」シリーズを上回る単独売上を記録しており、注目ぶりがうかがえる。

アニメの公開日や放送、キャストなどは現時点では明かされておらず、今後は公式SNSにて随時発表される予定となっている。今回のアニメ化発表にあわせて、原作者である柴田氏から「こうしてアニメ化が実現できたのは、これまでパンどろぼうを応援してくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます。」とのコメントも寄せられた。

©Keiko Shibata 2025
©KADOKAWA CORPORATION 2025

著者 編集部 経済・社会担当
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