<WIND BREAKER>しずかの歌声に歓喜の声が続出!六方一座の信念&スタイルも明らかに【コラム】


<WIND BREAKER>しずかの歌声に歓喜の声が続出!六方一座の信念&スタイルも明らかに【コラム】

TVアニメ『WIND BREAKER Season 2』(MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズム TURBO」枠/毎週木曜24:26〜)の第21話「共同戦線」が5月23日に放送。原作ファンが長らく気になっていたシーンや迫力あるバトルと、今週も盛りだくさんの展開でした。

※以下、第21話に関するネタバレを含みます。ご注意ください。

戦いの中にある“束の間のひととき”

本作は2024年4月〜6月まで放送されたアニメ『WIND BREAKER』の続編で、不良高校として知られる「風鈴高校」へ入学した桜遥が、さまざまな人たちとの交流や戦いを重ね成長していく物語となっています。

先週放送された20話より新展開へと突入し、歓楽街「ケイセイ街」にて六方一座の座長・中村幹路をはじめとした新キャラクターも次々と姿を現しました。21話では、無事に椿野佑と合流した桜たちが「ショーパブOUGI」での食事を楽しむシーンから物語は始まります。

しずかを狙うチンピラたちを撃退し、束の間のひとときを楽しむ桜たちですが、またもや別の不良たちがケイセイ街を荒らしまわっていると耳にします。戦いの中で六方一座の真の実力や彼らがケンカする理由を知り目を丸くする桜。そんな中新たなチーム「GRAVEL」が登場し、しずかをこちらに渡すよう要求する……といったストーリーになっています。

制作陣の熱量も感じられた歌唱シーンに「作画良すぎて惚れる」

筆者が今話で最も楽しみにしていたのは“しずかの歌唱シーン”。「ショーパブOUGI」で歌い手を務める彼女の歌声はとても透き通り、ずっと聴いていたくなるような心地でした。しずかの声を担当している上田麗奈さんは2016年にアーティストデビュー、2021年には1st LIVEを実施していることもあり歌唱力は抜群。

SNSでも「しずかちゃんの歌声めっちゃ良かった」「うえしゃまの劇中歌の歌唱も美しかった」「歌唱シーンの作画良すぎて惚れる」といった声が寄せられました。また、歌唱シーンはかなり長く尺が取られており、制作側も力を入れていることがうかがえます。

今回しずかが歌った楽曲は、6月発売のオリジナルサウンドトラックにも収録が決定し、ファンの期待をより高めました。

六方一座の実力&花江夏樹さん演じる新キャラも気になる

物語中盤からは、少数精鋭を武器とした六方一座の実力も明らかになりました。幹路だけでなく、ホストとして働く美吉彰人や定食屋の店長・日高将吾、ピアニストの音羽律の戦い方もアニメーションで拝見でき、一気にキャラクターの解像度が高まります。

「ケンカの勝ち負けなんてどうだっていい」という六方一座の信念やスタイルは、「ケンカは勝つためにやるもの」だと感じていた桜が新たな価値観に触れ、この先さらに成長するきっかけにもなっていくのではないでしょうか。

そして「GRAVEL」のリーダーである硯秀平も登場し、彼らの戦いはますますヒートアップしていきます。硯を演じるのは花江夏樹さんで、彼の話し方からは落ち着きがありながらも底知れぬ強さや恐ろしさが感じられました。

硯の力量や戦いの行方と、気になる要素が今週も満載だった『WIND BREAKER』。来週の放送を楽しみにして1週間を過ごしていこうと思えるような30分でした。(文=渡辺美咲)

第21話「共同戦線」あらすじ

チンピラたちに追われていた少女・成田しずかを助けた桜・楡井・蘇枋は、中村幹路率いるスーツ姿のチーム・六方一座と出会う。六方一座は、統一前の風鈴とは何度も衝突を起こしていたという、超武闘派のチーム。しかし、現在は対立している様子はない。
それどころか、幹路・しずかが属する「ショーパブOUGI」に行くと、そこにはポールダンスを披露する椿野と、テーブルにつく榊晴竜・雨竜の姿があって――?

オタク総研/推しタイムズ編集部

著者 オタク総研/推しタイムズ編集部