「ティッシュに醤油垂らして食べた」人気声優・小野賢章の“下積み時代”衝撃エピソードに戦慄 立花慎之介と対談【#シブアニ】

ABEMAにて配信中のアニメ情報番組『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニ の第41回を3月28日(金)の夜9時から配信。番組が2人のアニメ関係者をカップリングし、食事をしながらトークを繰り広げる“カプカプトーク”のコーナーにて声優・立花慎之介さんと声優・小野賢章さんが出演した。
立花さんは『アイドリッシュセブン』の千や『ハイキュー!!』の夜久衛輔などを演じ、小野さんも『黒子のバスケ』の黒子テツヤ、『アイドリッシュセブン』の七瀬陸などを演じる。2人は立花さん行きつけの焼肉店で、声優になったきっかけや下積み時代の苦労話、人生で尊敬する人などについて熱いトークを繰り広げた。
小野さんは4歳のときに児童劇団に入り、12歳で『ハリー・ポッター』のオーディションに合格し声優デビュー。しかし、下積み時代にはスープカレー屋とプールの監視員のアルバイトを掛け持ちしていたそうです。20歳を過ぎた頃「このままではいけない」とアルバイトを辞め、親や兄に借金をしながら生活することに。「リアルにティッシュに醤油を垂らして食べたこともある」という過酷な日々を明かした。
そんな小野さんの下積み時代を支えたお兄さんを「尊敬する人」だと語り、「仕事をするようになってから借りたお金を返したいと思い、口座を教えてと言っても、いまだに教えてくれない」とのエピソードを披露。お兄さんは『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きで、ジョルノ・ジョバァーナ役を務めたときには、「恩返しができたと思った」と嬉しそうに振り返った。
一方、立花さんは「高校1年生の誕生日に買ってもらったレーザーディスクで『ああっ女神さまっ』を見た際、人生で初めて感動した」、「『アニメってすごいな』と思ったことがきっかけで、アニメ雑誌を読み漁るうちに声優を志した」と明かす。
そんな立花さんも、1年間の期限付きで養成所に通うものの、すぐに声優になることはできず、6年間パントマイムや日本舞踊で生計を立てていたそう。しかし、そこで築いた人脈を生かしてアニメのオーディションに参加し、見事合格。事務所に所属することができたという。
小野さんはそんな立花さんを「切り開いていく人」と表現。立花さんは声優活動において「尊敬する人を作らないようにしている」と語り、その理由について「同じ業界で憧れの人を挙げると、その人を超えられないから。尊敬はしているけれど、同時に敵でありライバル」と自身の考えを赤裸々に語った。
総出演作は1200超!声優・三木眞一郎の志したキッカケ
番組ではこのほか、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーも設けられ、声優・三木眞一郎さんが登場。三木さんは1989年のデビュー以来『銀魂』『BLEACH』『鬼滅の刃』など数々の話題作に出演、作品数は驚異の1,200作以上を誇る、業界の最前線を走り続ける。
そんな三木さんにも声優になったきっかけについて問うと「子どもの頃から声優になると思っていたので、なりたかったわけじゃなくて。ビジョンが見えていたんですよ」と声優への道を夢ではなく確信として捉えていたことを語った。
高校卒業後、現在の所属事務所の81プロデュースの養成所にて出会った三木さんの師匠とも呼べる存在で、『機動戦士ガンダム』のハヤト・コバヤシ役などを演じている鈴木清信さんからは「『上手いなと思う人間は自分よりはるかに上手い、そこそこ上手いなっていうのでもはるかに上手い。下手だなって思うような相手こそ今の自分だ。』って言われて。」とも明かした。