<WIND BREAKER>続編も期待大!?最終話、ボウフウリンの成り立ちに隠された“影”。最強の新キャラも登場【コラム】

TVアニメ『WIND BREAKER Season 2』(MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズム TURBO」枠/毎週木曜24:26〜)の第25話「誰が為の強さ」が6月20日に放送。街を守る集団・ボウフウリンの成り立ちや続編を匂わせるラスト、そしてスペシャルな告知と、盛りだくさんな最終回となっていました。
※以下、第25話に関するネタバレを含みます。ご注意ください。
和やかな雰囲気で始まった“緊急会議”
本作は2024年4月〜6月まで放送されたアニメ『WIND BREAKER』の続編で、不良高校として知られる「風鈴高校」へ入学した桜遥が、さまざまな人たちとの交流や戦いを重ね成長していく物語となっています。
柊登馬や椿野佑と、個性豊かすぎる四天王の面々が登場しスタートした最終回。風鈴高校の屋上には他にも幹部の人たちが集まっており、事の重大さがうかがえます。そしてボウフウリンの総代・梅宮一も顔を出し、和やかな雰囲気の“緊急会議”が始まりました。
改めて明かされる“ボウフウリンの成り立ち”
物語前半では、今まで深くは語られてこなかった“ボウフウリンの成り立ち”について改めて明かされます。アニメ第1話でも桜が話していたように、かつては校内での派閥争いや抗争に明け暮れ、まさに喧嘩ばかりの毎日だった風鈴高校。しかし2年前、梅宮たちが入学したことで大きな変化が訪れます。
喧嘩に勝った相手を仲間にし、増やしていくことで徐々に勢力を拡大していく梅宮たち。そして入学から約1年で、風鈴の統一という偉業を成し遂げました。改めて知る風鈴の歴史からは、梅宮の凄さや仲間からの信頼も感じられます。
また梅宮と志を同じくする四天王でありながらも、未だ謎に包まれている広目衆筆頭・水木聡久と増長衆筆頭・桃瀬匠の声も今話では聞くことができました。2人を演じるのは前野智昭さん(水木)と西山宏太朗さん(桃瀬)で、水木の真面目さや桃瀬のゆるさが際立つ演技にはSNSでも「水木さんと桃瀬さんが喋った!!」「前野さんと西山さんか??」「もうこれは桃ちゃん推しになっちゃうね」という声が寄せられています。
強者の余裕を感じさせる、新キャラクターの存在
“風鈴の統一”という目的を成し遂げながらも、「あいつら(棪堂たち)に勝ってはいない」という衝撃の事実を突きつけた梅宮。「風鈴統一の最後にして、最大の障壁だった」彼が再び近づいて来ようとしている事実に、桜のクラスメイト・楡井秋彦は怯えたような表情を浮かべます。ところが「向こうから来るなら 行く手間も省けるってもんだ」と全力で戦う姿勢を見せる桜に、梅宮は感心する様子を見せました。
元々は昔の風鈴の情報を聞きつけ、入学を決めた桜。しかし学校の仲間たちや街の人々などと触れ合い、徐々に変化している桜から放たれた「それがオレたち ボウフウリンなんじゃねぇのかよ!」という言葉からは、桜のこれまでの歩みや思いがうかがえ、感動したファンも多いのではないでしょうか。またアニメ後半で放映された回想シーンでは1期ED「無敵」も流れ、より感慨深い気持ちにさせてくれます。
さらにラストでは棪堂よりもはるかに強く、梅宮が唯一勝てなかった存在・焚石矢が登場。月明かりに照らされる赤と金の髪が印象的で、飄々とした様子からは強者の余裕すら感じられます。彼の声を担当するのは神谷浩史さんで、「小野Dと神谷コンビはやばい」「声優最強すぎじゃない!?」「色んな意味で強すぎな」とキャスト陣の強さにも驚きの声が上がっていました。
続編が期待される特殊EDや実写映画化の告知など、ファンを退屈させない情報も発表され、次の展開が待ちきれない本作。終わりの悲しさを感じさせないほど、期待が満ち溢れる最終回となりました。(文=渡辺美咲)
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『WIND BREAKER/#ウィンドブレイカー』
実写映画化決定‼️
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実写映画化決定🔥𖥔 2025年12月公開 𖥔
続報をお楽しみに!#映画ウィンブレ#ウィンブレ pic.twitter.com/RgG52A2iHO
— 映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』公式 (@winbre_movie) June 19, 2025
第25話「誰が為の強さ」あらすじ
風鈴高校の屋上に呼ばれた桜・楡井・蘇枋。そこには、四天王とそれぞれの次席、梅宮を手伝う杉下が集まっていた。既に、一連の事件について椿野から話を聞いていた梅宮が桜たちを呼んだ理由――それは、KEELやGRAVELとの抗争の黒幕だった棪堂のことを、そしてボウフウリンの成り立ちを伝えるためだった。梅宮・柊・椿野・桃瀬・水木の5人が風鈴高校に入学し、統一され「ボウフウリン」となるなかで生まれてしまった「影」とは――
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project