絵がかけなくても“アニメ化”狙える―Netflix×集英社、共同コンテストの結果を公表 新サービス通じ才能発掘


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Netflixと集英社はこのほど、両社協力で昨年より実施していたアニメ化プロジェクト「Netflix × ワールドメーカーアニメコンテスト」における、最終選考の結果を公表。2度の選考を経て12作品がファイナリストとして選出し、最終選考の結果、大賞1作品、佳作5作品が選ばれた。

結果、大賞には『鬼一のあやまち』(作者:光)が選ばれ、同作のアニメ化が決定。次ぐ佳作には『宇宙人は帽子をかぶるだろうか』(作者:しどにい・かとんぼ)、『有栖川さんと有須川さん』(作者:うさぎ)、『CLOVER』(作者:ぎゅうすけ)、『ゾンビのフリで生き延びる【映像版】』(作者:三文酒)、『返信ヒーロー!』(作者:夜缶)が並び、こちらにはAmazonギフト券1万円分が贈呈される。

なお、大賞受賞者の光氏には賞金50万円が贈呈されたほか、アニメ化については決定し次第「World Maker」公式サイトや公式SNSで発表するとしている。

「World Maker」は、アニメ、漫画、映画、ドラマ、CMの新しい才能を発掘するために企画・立案された、集英社の「少年ジャンプ+」編集部が手掛けるアプリサービス。絵が描けなくても、誰でも頭の中のアイデアを簡単にビジュアル化して世の中に発信できることを特徴とし、600万種類以上あるパーツから、イメージにあったものを選んで自由に組み合わせ、内容やセリフを入力するだけで、絵コンテを作成することができるという。

大賞作品『鬼一のあやまち』冒頭の映像コンテ画像

今回大賞を獲得した『鬼一のあやまち』は「World Maker」を用いて作成されており、作品冒頭の映像コンテ画像も公開されている。本発表に際し、作者の光氏は「『頭の中の空想を、画力不要でアウトプットできる』喜びと楽しさに、小さい私と肩を並べて夢中で漫画ネームや絵コンテの創作をしました。このような喜びの機会を頂けて『World Maker』には感謝しきりなのですが、この度賞まで頂けたこと、気絶しそうなほど嬉しく光栄です。」とコメントを寄せている。