LINEに「通知なしで送信取消」機能、実装始まる 月額508円の有料サービスの一環として


LINEに「通知なしで送信取消」機能、実装始まる 月額508円の有料サービスの一環として

LINEヤフーは、月額508円の「LYPプレミアム」の新特典として、「通知なしで送信取消」機能の提供を開始した。7日より段階的にリリースしており、今後数週間をめどに全ユーザーへ提供する予定だが、SNSではすでに多くのユーザーが実装を報告しており話題になっている。

今後、「LYPプレミアム」会員は、LINEで送信相手が未読の場合に限り、「メッセージの送信を取り消しました」の表示を出さずに送信取消ができる。加えて、相手に送信したメッセージを最大7日間取り消すことも可能となる。

メッセージ取り消し時に表示される誘導ダイアログ
メッセージ取り消し時に表示される誘導ダイアログ

LINEの送信取消機能は、誤送信をしてしまったユーザーの「メッセージを削除したい」というニーズに応えるため、2017年12月より提供を開始。メッセージを受信する側のユーザー体験やプラットフォームとしての信頼性を守る観点から、一定の送信取消可能期間を設けるなどルールを用いて提供していた。

そのうえで、LINEの送信取消機能については、ほとんどのユーザーが送信後1時間以内に送信取消を利用していることから、同社は2025年9月に「10月下旬より取消可能時間を24時間から1時間へ変更する」旨を告知した。

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これをきっかけに、多くのユーザーから「証跡を残さずに取り消したい」「数日経ってからでも送信取消をしたい」といった声が改めて多く寄せられた。

LYPプレミアムではこうしたユーザーのニーズに応える方法を以前から検討しており、今回寄せられた声も踏まえ、既存の送信取消機能に加え、新特典として本機能を提供するに至ったという。

本機能では送信したメッセージに対して、相手が未読の場合は「送信を取り消しました」の通知の表示・非表示を選択した上で送信取消ができる。また送信取消可能な期間についても、標準機能ではメッセージを送信後1時間のところ、本機能では7日間となる。

なお、コミュニケーションプラットフォームとしての信頼性を担保するため、送信取消できる対象は「未読メッセージ」に限定している。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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