FANZA同人、AI作品の投稿を「月3本まで」制限 作品急増で「審査業務の負荷増大」
デジタルコマースが運営する成人向けイラスト・漫画販売サービス「FANZA同人」はAI生成作品や一部AI生成作品の取り扱いとして、配信数に上限を設ける措置を実施すると発表した。
各サークルに通知したところによると、11月中旬より順次適用を開始するという。今回の措置について、AI生成技術の普及に伴いAI生成作品の登録数が急増し、審査業務の負荷が増大していることが背景にあると説明している。
対象となるのはAI生成作品および一部AI生成作品のうち、コミック、CG、動画の各ジャンルで、配信上限は「1オーナーあたり月間3作品まで」となる。また、同一の運営者が複数のサークルを作成して上限を超過して申請することは「認められない」と記載されている。

同社は今年6月にも生成AIを活用した作品増加に伴う対応として表示制限を実施した。現在、サービス内ではAI作品を「AI生成」「AI一部利用」「AI補助」の3つに分類しており、うち「AI生成」カテゴリーの作品が表示制限の対象となっている。
これに続く今回の対応について同社は「新規登録作品だけでなく、既に登録済みの作品にも順次適用されます」とも言及。上限を超過して登録されている場合は該当作品の取り下げを検討するよう促している。