『鬼滅の刃』歴代興収でツートップに…TOP4独占も現実味?北米では「無限城編」記録的オープニングを樹立

7月18日(金)に公開された最新映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の大ヒットが国内外で続いている。
公式発表によると、日本国内では公開60日間で累計観客動員2304万2671人、興行収入330億5606万6300円を突破したことが明らかになった。特に興収は2001年公開の『千と千尋の神隠し』の316.8億円を抜き、2位にランクイン。現時点での首位は2020年公開の『鬼滅の刃 無限列車編』となっているため、これにより『鬼滅の刃』がツートップを飾ることとなった。
高い知名度やファン層の厚さも印象づける記録となっているが、この「無限城編」はすでに公表されている通り三部作で展開される。以降2作品の公開スケジュールは不明なものの、このままの勢いが続くならば「歴代TOP4独占」も現実味を帯びてくるとして、ファンの間でさらなる期待を高めている。
そして好調なのは国内だけでない。アジア圏を中心に多くの地域で上映が始まっているなか、大本命とも言える北米(アメリカ)での上映が9月12日からはじまり、公開初週末で7000万ドルの興行収入を記録していることが明らかになった。(Box Office Mojoによる数値)
公開週の全米ランキングでは首位を獲得しており、他の話題作を抑えての堂々たるオープニングとなった。さらに、この数字は1999年公開の『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(Pokémon: The First Movie)が打ち立てた3000万ドル超の記録を大きく上回るもので、アニメ映画の北米オープニング記録を塗り替えるものとなっている。
『鬼滅の刃』は、集英社ジャンプ コミックス1巻~23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作、ufotableが制作するアニメ作品。2019年4月にテレビアニメの放送を開始し、「竈門炭治郎 立志編」以降「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」を放・配信。7月18日にはファン待望の最新作『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章が公開された。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable