『ドラゴンボールDAIMA』昨年逝去された人気声優が2人も出演、ファン驚き「久々に声を聴けて嬉しかった」


アイキャッチ画像

1月17日に放送されたテレビアニメ『ドラゴンボールDAIMA』(フジテレビ系)の第14話「タブー」に、昨年6月26日に逝去された声優・松野太紀さんがキャストとして出演した。

松野さんが演じたのは、憲兵特戦隊のマシム。大魔界の支配者・ゴマーにつかえるエリート5人組のうちの一人で、ギャグ的な立ち振る舞いをしているものの、実力はかなりあるらしい。

エンディングが流れる中、エンドクレジットに松野さんの名前を見つけたファンたちは「松野太紀さんの声を久々に聴けて嬉しかった」「収録タイミング的にこれが遺作になるのかな…」「松野太紀さんのお声がここでまた聞けるとは」「思わぬ出演を見る事が出来たのは…喜んでいいのかどうか…複雑な気持ちですね」と声が挙がっていた。

松野さんはこれまでに『金田一少年の事件簿』の金田一一、『スポンジ・ボブ』のスポンジ・ボブ、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の万丈目準など、数々の人気作品でメインキャラを務めてきた。しかし昨年、右大脳出血のため56歳という若さで死去。突然の早すぎる死に、声優界からは多くの悲しみの声が寄せられた。

昨年末には梅津秀行さんも出演

『ドラゴンボールDAIMA』では、昨年12月20日放送の第11話「デンセツ」にも、故人の声優が出演していた。ドラゴンボールを守る守護神、タマガミ・ナンバー・ツーの声を昨年5月17日に逝去した梅津秀行さんが担当していたのだ。

こうしたことなどから、『ドラゴンボールDAIMA』は昨年5月頃にはほとんど完成していたのではないかと推測されている。

原作者の鳥山明先生は昨年3月1日に逝去し、おそらくこれが遺作。アニメ放送前に亡くなったことから、鳥山先生がストーリーやキャラクターデザインなどにどこまで関わってくれていたのかとファンからは心配の声があがっていたが、この収録時期などを考えると、鳥山先生が存命のうちに大方制作は終わっていたのかもしれない。

作品制作に関わっていた人たちが亡くなっても、作品はこうして残り、世界中に届けられ、ファンの中でずっと生き続けるだろう。

著者 神山勝丸
ドラゴンボールとドラクエ、鳥山明を愛する30代。好きなアニメはサザエさん。